- 鼻痛
- 鼻漏
- 鼻閉(鼻づまり)
- くしゃみ
- 嗅覚障害
- 鼻出血
上記QRコードよりモバイル専用
ページがご覧いただけます。
鼻の粘膜で、ほこり、ダニ、花粉などに対するアレルギー反応が起こることによって生じます。
くしゃみ、水様性鼻漏、鼻閉で、花粉症では目のかゆみ、充血、なみだ目などの眼症状も出現します。花粉症はスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど樹木や雑草の花粉が原因となり、症状の出る季節がはっきりしています。これに対して、ほこりやダニが原因で生じるものは通常、一年中症状が出ます。
内服薬と点鼻薬が治療の中心になります。くしゃみ、鼻漏、鼻閉のどの症状が主で、それがどの程度であるかによって、使用する薬剤を選択します。当院ではレーザー手術も行っております。
急性上気道炎(細菌やウィルス感染による)またはアレルギー性炎症に引き続きて起こる副鼻腔の急性炎症をいいます。感染経路は、鼻腔から自然口を通じて逆行性に感染する場合が多く、虫歯が原因で起こる歯性上顎洞炎もあります。
膿性鼻漏、後鼻漏(のどに流れる)、鼻づまり、痛み(頬、鼻の付け根、額)、嗅覚障害
乳白色の膿が咽頭(のど)に落ちています(後鼻漏)。
抗生物質、粘液修復・粘膜調整薬を中心に投与します。疼痛、発熱が著明な場合には消炎鎮痛薬を用います。鼻腔内の粘液を吸引、除去し、鼻粘膜を収縮させることにより自然口の開大を図ります。その後にネブライザーにより微粒子になった薬液を副鼻腔内に送り込みます。
鼻中隔(左右の鼻腔を隔てる壁)が曲がり、血管も粘膜の浅い所を走っていると、血管が傷つき鼻出血が起こりやすくなります。
局所的な原因として、炎症で鼻の粘膜が弱くなったり、指で触って傷ついたりしたものがほとんどですが、腫瘍が生じてそこから出血するものもあります。全身的な原因としては高血圧や血液をサラサラにする薬や血液の病気等で血液が固まりにくくなったことにより生じることがあります。
出血点を確認し、圧迫止血するのが治療の原則です。電気凝固器、レーザー等を使用することもあります。感染やアレルギーが関係している場合は、その治療も行います。
ほとんどが鼻の入口に近い所からの出血なので、鼻の柔らかい部分を、外から15分間つまむと止血効果があります。座れる状態であれば、座って、うつむいて、口呼吸をします。血液がのどに降りてきても、できるだけ飲み込まないようにすることが重要です。(上を向いても鼻の後ろにまわるだけで、止血の効果はありません。)